2023年4月26日(水)
今朝、かけ放しにしていたラジオから
「今日の花はケマンソウです。ケマンソウの花言葉は ”あなたについて行きます” です」
と聞こえてきた。
ケマンソウ? 聞き慣れない花の名前に、それはどんな花なのだろうと思っていると、
放送は、「ケマンソウ」は「タイツリソウ」とも言われ・・・、と続いた。
「ああ、あの花のこと!懐かしいな。」と思い、私のパソコンの古いデータを探してみた。
「あった、あった。」
データの記録は2002.04.12となっている。
この花は、宿根草で、前橋聖マッテア教会の庭に毎年咲いていた。
この花の「花言葉」が ”あなたについて行きます” なら、私はこの花を個人的には「ペトロ草」と呼ぶことにしよう。
シモン・ペトロがイエスに言った。「主よ、どこへ行かれるのですか。」
イエスが答えられた。「わたしの行き所に、あなたは今ついて来ることはできないが、後でついて来ることになる。」
ペトロは言った。「主よ、なぜ今ついて行けないのですか。あなたのためなら命を捨てます。」
イエスは答えられた。「わたしのために命を捨てると言うのか。はっきり言っておく。鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしのことを知らないと言うだろう。」(ヨハネによる福音書13:36~38)
自分の力でイエスについて行けないペトロも、復活の主イエスに赦され、愛され、その恵みの中で、イエスから「わたしの羊を飼いなさい(同21:15,17)」、「わたしの羊の世話をしなさい(同21:16)」と言っていただけるのである。
裏切りもした。「あんな奴のことなんか知らない」とも言った。それでも、いや、そんな人間だからこそ、イエスは人を愛さないわけにはいかない。この恵みの中でペトロは、そしてペトロに自分を重ねる私たちは「あなたについて行きます」と言えるのだと思う。