2024年01月07日

「ばらになったのぞみちゃん(日本語版)」再発行を感謝して


 主の平安をお祈りします。
 この度、島田秀郎さまのご尽力により、「ばらになったのぞみちゃん(日本語版)」が再発行されました。その経緯につきましては、島田さまが熱い思いを込めて記しておられ、私が改めて記すまでもないと思います。(上記「バラになったのぞみちゃん」挨拶状 2023.12.pdf)
 NHKのEテレ番組『趣味の園芸』の「バラと暮らす12か月」(2019年3月)コーナーで「のぞみ」が紹介されました。その番組中で、渡辺桂子さんが発行された冊子「ばらになったのぞみちゃん」を用いながら、このバラの命名の由来についても触れられていました。
 その番組の特集は毎回一つずつ日本人作出のバラを紹介しながら全12回の特集であったと記憶しています。その最終回に「のぞみ」が採りあげられましたが、その第12回は、バラそのものを紹介した前11回とは違う印象を持ちました。それが、この「ばらになったのぞみちゃん」を通して語られた「のぞみ」命名の由来にあったことによることは言うまでもありません。
 その番組の後、私のもとにも「ばらになったのぞみちゃん」の冊子を入手したいとの問い合わせが数件ありました。その中には幼稚園や学校での教材として使いたいと言う方もおられたのですが、当時、私はそのような方に充分なお答えもできず、「私には分からないので、番組制作者に問い合わせてください」と応えるほかありませんでした。
 その後、島田さまが、記しておられるような経緯で「のぞみ」の作出者小野寺透の息子である私に冊子再発行の連絡を入れてくださったのです。こうして私は島田秀郎さんとつながりをもてるようになり、先ず「英語版」に出会うことができ、またこうして再発行された「日本語版」に出会うことができました。
 「のぞみ」に思いを寄せてこのような冊子にしてくださった故渡辺桂子さん、また渡辺さんの遺思を受けて先の英語版、今回の日本語版をご自身の使命として発行してくださった島田秀郎さまに、心から感謝し御礼申し上げます。
 「のぞみ」を知ってくださった方がお住まいの庭に苗を植えてくださったり、亡父小野寺透がさいたま市(旧浦和市)に長く居を構えていたこともあり、2023年5月にさいたま市与野公園の一角に「のぞみ」が植樹され命名の由来を紹介するプレートも立てられました。
 今、世界は戦火が止むことなく多くの尊い命が奪われていますが、人々の平和を希求する思いと共に「のぞみ」が育つことを願っております。
 世界が真の平和へと向かいますように。
   
 主は多くの民の間を裁き、遠く離れた強い国々のためにも判決を下される。
 彼らはその剣を鋤に
 その槍を鎌に打ち直す。
 国は国に向かって剣を上げずもはや戦いを学ばない。(ミカ書第4章3節)

 主にあって

  2023年12月28日(聖なる幼子の日)
   


                                                             ばらになったのぞみちゃん冊子.JPG




posted by 聖ルカ住人 at 09:10| Comment(0) | エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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