2023年03月16日

前任地での卒園式 2023年3月16日

前任地での卒園式 2023.03.16
 一昨年の3月までの前任地であり、6年間園長を勤めた愛恩幼稚園(水戸)の卒園式に列席しました。
 今日卒園した多くの園児たちとは、彼らの年少時代の3月までの一年間を一緒に過ごしました。この子どもたちの入園式当時、日本中が新型コロナウイルス感染の対策にとても神経質になっていた時期でした。園では、3蜜を避けるために、入園児を3組に分けてそこに係の教職員がついて、園長(私)が各部屋をまわって歓迎のご挨拶をする形で入園式を行いました。この代の子どもたちは、臨時の休園日の多く、またマスク着用で3年間を過ごしてきました。
 私は、そのような時期だからこそ、当時の年少クラスの子どもたちとは特別に意識してスキンシップを心がけました。例えば、子どもを後ろから抱えて横揺らし(「大時計」)、前後揺らし(「飛んでいけー」)、向き合って両手を繋いでの逆上がり(「くるりん」)、椅子に座って子どもそれも時には3,4人を膝上に載せて、左右に急ハンドル、でこぼこ道、急発進急ブレーキなどの「ドライブあそび」等々を試みました。
 それから2年経った今日、私は、その子たちに会うのがとても楽しみでした。
 ある女児は体が一回りも二回りも大きくなってマスクのない笑顔の口元は乳歯がひとつ抜けています。聞けば、昨日の帰路に抜けたとか。卒園式の前日に、幼稚園生の子どもから一つお姉さんになって小学生になろうとする徴が口元に象徴的に示されているようで、微笑ましく、私も嬉しくなりました。また、ある男児は、その当時、上述の「大時計」や「飛んでいけー」を他の子としているのを見つけると、「ボクまだやってない!」と駆け寄ってきて列の中に割って入り込んで来たことなどを思い出しながらお別れの「大時計」をして、私も楽しみ、別れを惜しみました。
 今日は、あの日々が私にとっても貴重な日々であったことを確認することのできた、大切な一日となりました。子どもたちの前途に主の祝福と導きが豊かにありますように。 
posted by 聖ルカ住人 at 23:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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