2022年12月31日

成長の時  2008年4月

成長の時                                      園長 小野寺 達

 わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。(コリントの信徒への手紙一 第3章6節)

 春の花咲く季節です。草花が伸びゆく季節です。この季節は子どもたちにとっても大人にとっても、変化と成長の大きな節目です。

 この節目の時に、子どもたちは、たとえば、「幼稚園生になった」「一つ大きくなった」「上級生になった」と、成長の喜びを感じていることでしょう。

 幼稚園生の時期は、集団での生活やそこでの行動の仕方を少しづつ学んでいく時期でもあります。三歳前の子どもたちは、集団で遊んでいるように見えるときでも、お互いに関わりはまだそれほど密接であるとは言えず、遊び方も同じ事を一緒に並行してすることが多く、まだ役割を分担したり相手を配慮したりする行動は多くありません。しかし、子どもはこの三歳から六歳の時期に役割を分担したり、互いに違う役割を取りながら成長していくことを学び始めます。

 違う者同士だから、その場で起こることは一回一回異なり、その経験は一つ一つが子どもを育みます。時には友だち同士で意見が違ったり感じ方が違って、それがケンカにまで発展することもあるでしょう。でも、その経験は一人ひとり違っていることに気づくことになり、そのことを通して自分と友だちについての理解を深め、互いを尊重し、いっそう協力したり共同の作業を楽しめるようになっていくのです。

 幼稚園年齢の子どもたちはこのような成長のさなかにいるのですが、子どもたちはまだまだそのチャレンジを始めたばかりです。成長の大切な時期を過ごす子どもたちには失敗をおそれず、精一杯自分を表現しながらこの幼稚園での生活を創り上げてほしいと思っています。

 わたしたち教職員は、できるだけ子どもたちの気持ちを拾い上げることを努め、子どもたちの自分理解と他者理解を図っていきたいと思っています。わたしたち教職員一同子どもたちに「育ち」を支え、子どもたちの成長の喜びをたくさん味わいながら、保育者として成長して参りたいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。

(20084月 あいりんだより)

posted by 聖ルカ住人 at 13:23| Comment(0) | 幼稚園だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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