2022年12月09日

赤ちゃんと視線を交わすこと

 赤ちゃんと視線を交わすこと

 私たちは、生まれたばかりの赤ちゃんでも大人が思っているよりずっと多くのことを認知していることを知っておく必要があります。いや、それは赤ちゃんがまだお母さんのお腹にいるときから言えることです。
 赤ちゃんの胎動が始まったら、まだお腹の中にいるときから時々お腹を優しく撫でて言葉をかけてあげてください。赤ちゃんが、やがて「自分は大事なひとりの存在としてこの世に命を与えられたのだ、自分を超えた大きな力に支えられてしかも喜ばれてこの世に命を与えられたのだ」という実感を持てるように、生まれる前からお母さんもお父さんも赤ちゃんが安心し安定した環境の中に生まれてこられるようにしてあげてください。
 さて、生まれたばかりの赤ちゃんにも視力があります。初めのうちはかなりボンヤリしているようなのですか、少なくとも、お母さんが自分の腕に赤ちゃんを抱いた時にお母さんの顔をひとまとまりとして認識するだけの知覚はあるようです。
 神さまは人間を本当に不思議にうまく造ってくださっています。赤ちゃんにとってはこのダッコされた顔と顔の距離が人間関係の出発点と考えることが出来ます。
 お母さんが、この距離で柔らかな表情で優しい言葉を掛けてあげることによって、お腹の中では「闇」であった自分の人生が「光」の人生に変わるのです。この時、お母さんは赤ちゃんに「光の人生は良いものだ」「光の世界も良いものだ」という経験を沢山させてあげてほしいのです。
 赤ちゃんが「生きることは楽しい、素晴らしい」という経験を沢山重ねることが出来ますように。そして初めて経験する「他者」を全面的に信頼して、共にいることは何と心地よいことなのだろう」ということを赤ちゃんが体で知り、体にしみ込ませることが出来るように心掛けてあげましょう。
 赤ちゃんは次第に動くものを目で追うようになります。赤ちゃんにとって一番身近であり目に入る存在はお母さんであり、一番親しみを感じるようになるのがお母さんの顔なのです。赤ちゃんにとって、自分に関心を持ってくれて、自分を受け入れてくれて、自分の気持ちに沿った言葉をかけてくれる「他者」が赤ちゃんの目にしっかりと入っています。
 これはとても大切なことです。例えばテレビがついていれば画面の動きは一方的に赤ちゃんの目に入ってきます。でも、その動きは赤ちゃんの気持ちや状況に沿ったものではありませんし、赤ちゃんのペースで働きかけてくるものではありません。自分の目に入ってくるものが、自分を認めてくれていて、赤ちゃんからのアクションにも反応してくれることで、赤ちゃんはまたその反応を目からも耳からも体中で心地よいこととして経験していくのです。
 この経験は、これからこの赤ちゃんが生きていく人間世界への良い方向付けになることなのです。「まだはっきり見えないからあまり働きかけなくても良い」などと考えないで、お母さんの素敵な優しい表情をまずお母さんの方から沢山赤ちゃんに見せて、お母さんと赤ちゃんの良い絆をつくってください。親と子の絆は初めからあるのではなく、このようにして赤ちゃんと一緒に創り上げていくものと考えましょう。




posted by 聖ルカ住人 at 09:03| Comment(0) | 子育て応援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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