2023年02月25日

ロシアのウクライナ侵攻から1年 2023年2月24日

2023年2月24日
  かつて「地球資源は世界の人々が均しくその恩恵を受ける程度には備わっているけれど、人間が破壊しあって消耗することに堪えられるほど豊かではない」という言葉を聞いた記憶があります。
 世界中のミサイルや戦車の生産と消耗をやめて、食糧を産み出すための耕運機や世界に資源を共有するために運搬する船やトラックの生産に向かいますように。
 どれだけの命が失われているのでしょう。どれだけの地球資源が無駄に失われているのでしょう。
 私は、ロシアに、ウクライナからの即時全面撤退を求めます。
posted by 聖ルカ住人 at 19:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

受け容れることの大切さと難しさ  (あいりんだより2009年11月号)

受け容れることの大切さと難しさ

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」 (ローマの信徒への手紙12:15) 


 新聞や雑誌に掲載される人生相談や育児相談のコーナーで、回答者がよく「相手 (子ども)を受け容れてあげなさい」と記しています。多くの場合、言葉の限りでは「相手を受け容れる」ことは本当に大切なことであり必要なことなのですが、わたしは実際にそうすることがいかに難しいことであるかを痛感しています。

 なぜなら、「受け容れる」ことは、相手がやりたい放題することを無節操に容認することではないし、知らぬ振りをして放り出しておくことでもないからです。また、「受け容れる」ことは、こちらの立場で相手の善し悪しを評価して良い部分をほめながらある方向付けをすることでもありません。

 「受け容れる」ことは、子どもの心にどのような深い思いがあるのか、子どもが表現する言葉や行動の背景にはどんな経験や感情があるのかを含めて、その子どもの全体をありのままに理解することなしにできることではありません。

 嬉しいことや楽しいことまた少なくとも自分の価値観に合うことであれば、相手を受け容れることは比較的易しいことかもしれません。でも、それが悲しいことや反社会的なことであれば、受け容れられなくて当たり前であり、それを「受け容れなさい」と言われても戸惑うし、「受け容れる」ことは「あきらめる」ことなのかと言いたくなるのではないでしょうか。

 仮に、子どもが「あいつを殴りたい」と言ったとしましょう。「受け容れる」とは、その子が殴ることを許可するとでもないしその思いだけを理解することでもありません。「あいつを殴りたい」という言葉の背景には、きっとその子どもが自尊心を傷つけられたり生きることを否定されたりするような経験をして、そのきっかけとなった相手が赦せない思いになっているのではないでしょうか。そのような深い思いを子どもの立場から理解し、更に自分が傷ついたときに「殴りたい」と反応してしまうその子どもの課題や傾向をも見通しつつ、傷ついたその子の気持ちを自分が味わいながら子どもに関わることが「受け容れる」と言うことなのです。

 子どもはそのように受け容れられることを通して、やがて他者によって再び傷つけられるような経験をするときにも、自分の心をしっかり把握して相手に適切に関われるように成長していくのです。

 そうであれば、子どもが無理な要求をしてきたときにも、「受け容れる」とは曲げてその要求を飲むこととは違うことが分かるでしょう。時にはわたしたち大人は子どもの反社会的な言動に毅然として「No」を言わなければなりません。それは、子どもを日頃から受け容れているが故の「No」であり、「No」と言ったからといって、それで関係がすべて終わってしまうわけではありません。子どもを受け容れることができるとき、子どもは「物が欲しいという思いは満たされなくても、お母さんはぼくの本当の気持ちは分かってくれている」という信頼感を強くすることができるでしょう。

 「受け容れる」ことの基本的なことを記しました。それは難しいことではありますが、わたしたちは子どもを受け容れられるよう努めなければなりません。子どもに内的な力があれば、わたしたち大人が子どもの言動の鏡となって対話を進めればそれで十分です。例えば、子どもが「~~~」と言ったときに、わたしたちはその言葉をオウム返しするように「~~~なのね」と応じてあげれば、子どもは自分を少し客観化してとらえながら自分を受け容れる力を育てていけるものです。ご家庭でも、是非子どもたちの話に耳を傾け、しっかり受け止めてあげてください。それが人を深く「受け容れる」ことの第一歩です。        (あいりんだより2009年11月号)

posted by 聖ルカ住人 at 16:43| Comment(0) | 幼稚園だより | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする